林業技士を取得しました

こんにちは。広報担当です。

1年前の出来事になりますが、坂井は林業技士を取得しました。

日本林業技術協会が認定する民間資格になります。

なぜ、1年前の出来事を今、投稿したのかというと、

先日、市の主催する中小企業向けの脱炭素経営セミナーに参加して

意識・関心、そして想いが高まったからです。

どんな想いかは、最後に記させて下さい。

長文失礼致します。

今回のセミナーの内容は、

市を持ってカーボンニュートラル政策を考え、

「浜松市地球温暖化対策実行計画」を施策し、

地域企業に対して「浜松脱炭素経営支援プロジェクト2030」を施策し

脱炭素を市民の暮らしの向上や、企業の成長、そして都市の持続的発展に向けて

オール浜松(官民連携)で推進することで地方創生へとつなげる!

そんな大規模であり、画期的で頼もしい発表でした。

また、2020年に国がカーボンニュートラルを表明してから現在まで、

委員会の方々や地域企業の方々が脱炭素に向けて取り組んできた結果が解る、

大変濃い内容と発表が続きました。

上記の「浜松市地球温暖化対策実行計画」の中の基本施策4にあたる

「二酸化炭素吸収資源の確保」という項目が、坂井の資格にも少し関わってきます。

話は少し飛びますが、

一般の人々が山を相続した際、どうしたらよいか、困っている相談が寄せられることがあります。

そして、不動産鑑定士と林業技士の資格を持った坂井でも、経費を考えると解決が困難なケースが多いです。

脱炭素と叫ばれている今、森林は大切なのになぜ?

国から補助が出るんじゃないの?

と思う方もいると思います。

現時点では、森林を『仕事』とする人にしか補助システムが適応されていないことが多く

なかなか一般の人が山を活用するとなると資金繰りの面でハードルが高い状況となっています。

結果、山主さんは、

森林組合に相談して経費倒れにならないならば間伐を行ってもらい、

・業者に買い取ってもらうか、(安値の場合が多し)

・買い取り手が無い場合はお金を出して国に返すか、(2023年からの新制度)

・毎年、固定資産税を払い持ち続けるか、

といった選択肢になってきます。

大切な家族やご先祖さまから相続した山であったりすると、

なかなか簡単には手放すことができません。

知らない人から見たら、1つの山ですが、

ご家族にとっては、たくさんの思い出や、ご先祖様の想いが詰まっていたりします。

そんな大切な大切な、心の財産である山。

なんとか一般の人でも活用できるようになればと、真摯に思います。

将来的に、一般の方にも、天竜木材利用の補助が拡大されたり、

一般の方でも簡単な手続きでカーボンクレジットシステムの利用ができるようになったらいいなぁと思います。

そうすることで、山間部での雇用も産まれ、過疎化対策にも繋がります。

大前提として、一番は、『木材の利用が増え、木の値段が上がる。』

ここに尽きると坂井は言います。

浜松市の66%を占める森林。

二酸化炭素の吸収源であり、天竜杉ブランドもあり、市にとっても貴重な財産です。

まだ何もお役に立てていませんが、将来的に山間地域の活性化へとつながるお手伝いができたらと、日々勉強と創造をしております。

そんな坂井の願いを込めて取得した

林業技士の資格でした。

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